「いっそカレーと結婚したら良いんだ」
そう言う俺に甲は、馬鹿、できるはずないだろ、とすごく真面目な顔で 少しだけ寂しそうに若干照れながら答えた。おいおいマジですか。
ほほえましいやらショックやらな心を無視して茶化すように言った。
「じゃあもう、俺と結婚するしかないね」
すると甲はやっぱり、ばぁか、と答えた。けれどその目はとても優しい 色をしていたので、目線ひとつで想いを余さず伝えてみせるこの男は なんてずるい男なんだろうと思った。
日々のほんのヒトコマ