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1週間後、俺は予定通りに行われたパーティーに参加した。懐には、今日の ためにと渡された銃が入っている。よっぽど置いて行きたいと思ったけれど、 ツナを慕うものである以前に、俺はボヴィーノの一員なのだ。許されない。 パーティーが終わって、疲れたから1人にして、とツナは私室に戻った。名実 ともに右腕になった獄寺でさえ、部屋の前で待機することを許されなかった。 俺はどうにか見張りの目を盗んでツナの部屋の前にたどり着いた。この扉を 開けるや否やで引き金を引こうか、それとも談笑して油断を誘ったところを、と 考えていたら中から声をかけられた。「立っていないでお入りよ、ランボ」俺は 諦めて扉を開けた。ソファに沈み込んでいるツナに銃口を向けると、まっすぐに 俺を見据えて座り直した。その口元には、微笑すら浮かんでいる。 「10年前に、殺してと言ったのに」 「オレにお前は殺せないよ、ランボ」 目元をほころばせて、ツナは言う。俺はリボーンを恨んだ。10年前に、こんな 未来を変えてくれると言ったのに。こんな未来にしたのは誰でもないお前じゃ ないか。もうすぐ、きっともうすぐ10年前の俺と入れ替わる。そのときが来たら リボーンにも銃口を向けてみようか。軽くかわされたとしても、運が良ければ あいつが俺を殺してくれる。銃を構えながら、俺はひたすらそのときを待った。 |