昔から、ツナに褒めてもらうのがいっとう好きだった。
泣きそうになるのを我慢したときも、文字を書けるようになったときも、かご いっぱい虫を捕まえられたときも、逆上がりができるようになったときも、 それから、電話の間ちゃあんと静かにしていたときにも、ツナは俺の頭を 撫でて笑ってくれた。えらいね。ぶどうの飴をくれることもあった。えらいねランボ、よくできたね。俺はそう やって笑う、ツナの顔が大好きだった。

だから、ねぇ。

褒めてくれないと、不安になるんだ。ねぇツナ。褒めて?
初めて上手くできたんだ。相手に気取られることもなく、手こずって仲間に 手間をかけさせることもなく、無関係な誰かに気づかれることもなかった。 少し風が強かったけど、指もかじかんでいたけれど、それでも弾は、俺の 弾は外れなかったんだよ。

ねぇ、褒めて。

初めて上手に、人を殺せたよ。

ねぇ、どうか、褒めて。

お願いだから、いつものように笑って、えらいね、よくできたねって、俺の 頭を撫でておくれよ。マフィアとして、ひとつ成長した俺の頭を。
ツナ、お願いだから。




ねぇ、間違えてしまった気になるんだ。