もうすぐしょうがくせいになるんだからと、おにいとはなれ、ひとりでねる れんしゅうをつづけていたけれど、あめがざあざあ、かぜがびゅうびゅう ふくこんなよるに、まだつめたいおふとんでめをつむるのはこわくって、 おにいのおへやにそうっとはいった。
「ん?」
そうっとはいったのに、おにいはすぐにわたしにきづいて、まどのそとと わたしをみて、一緒に寝るのか?、ときいた。
おにいはにこにこわらって、よんでいたおほんをわきにのけた。
おいでとわらうおにいが、ぽんぽんとたたくおふとんにはいりこむ。
わたしのおふとんはつめたいのに、おにいのおふとんはあたたかくて、 おにいのにおいがする。

― 土と、太陽と、 のにおい ―

なんだろう、いま、なんか、へんなきがした。
でも、ぎゅうってするおにいのうでと、おふとんがあったかくって、へんな ものをわかれないまま、わたしはねむった。



お眠りなさい
この世ではせめて安らかに