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リボーンが、ボンゴレファミリーを、抜けた。ツナが十代目に就いてから2年が 経ち、内部や外部でのごたごたが安定した頃だった。周りは当然、動いた。 リボーンが抜けた今、ボンゴレを潰すチャンスだと。リボーン1人いなくなった ところで、ボンゴレには守護者達がいるというのに。俺のファミリーも動いた。 ボンゴレと同盟を結んだのは1ヶ月前のことだ。マフィア間の同盟ほど当てに ならないものはないのだと改めて実感させられた。 そして今日、指令が下った。1週間後、ボンゴレがパーティーを開く。ボスが 言うにはりボーンが抜けた影響はないと周りに知らしめるためのものらしい。 招待状は俺にも届いた。ファミリーに宛てられたものとは別に。それを知った ボスは俺に指令を下した。ボンゴレ十代目ボスを、殺すようにと。 目の前が真っ暗になった。でもボスの言うことは絶対だ。俺は頷いた。 部屋に戻って飲んだ。そうでもしないと泣き出しそうだった。できることならば 今すぐにボンゴレの屋敷に行って、逃げろと言いたいくらいだ。でも、言ったと してもツナは逃げないだろう。リボーンがゼロから教育したのだ。逃げてくれる はずがない。そして俺も、逃げられない。3杯目のグラスを満たしたところで、 体が煙に包まれ、10年前のツナが目の前に現れた。ああ、ツナ! 情けなくみっともなく俺は泣き出してしまって、理由すら告げられないまま銃を 押し付けて俺を殺すようにと言った。どうか、どうか、殺してくれると良い。 今までの10年間のことを思い出しながら、これを10年前の俺が経験できなく なってしまうのはかわいそうだけど、ツナを殺すほうがずっとずっと嫌なんだ。 だからお願い。俺を殺して、ツナ。 1週間後 |