お前んとこの先輩どうにかしろよ。
怒気の中に呆れを含んだ、まぁいつも通りの顔で作はそう言った。さて 先輩というのは口を開けば自慢話が止まらない先輩なのか、それとも いけいけどんどん精神で突っ走る先輩か。どっちにしても、どうにかして ほしいのは俺だって同じだ。俺なんか完全に被害者だ。
あの穴、埋めてんの俺らなんだぞ、と続いたので七松先輩のほうだと 分かった。作の苦情は止まらない。走り回って遊ぶだけの体育と違って 俺ら用具はいろいろと忙しいのに、しかも一年多いから力仕事は大抵 俺と食満先輩で回さなきゃいけないし、そのまま聞いていると日が暮れ そうだったので、わかった言ってみる、と逃げた。

言ってみるとは言ったものの、あの人に何か言っても通じる気がしない から、中在家長次先輩に相談しよう。あの先輩の言うことになら、耳を 傾けるみたいだから。六年の絆ってやつかな。
何か頭がもやもやとしたけれど、正体がわからなかったのでとりあえず 図書室を目指した。



あっちこっち
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そっちどっち?
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